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19年間共に過ごした大切なペット

以前飼っていたペットのお話です。
「もも」という名前の猫で、19年間一緒に過ごしてきました。
私の物心つくころには当たり前のように一緒にいたので、ペットというよりかは本当に家族に近い存在でした。
ずっと一緒にいられると思っていたのですが、やはり猫にしては高齢ですから亡くなる1年程前ぐらいから体調を崩してしまいました。
ももは本来野性的で、庭を駆け回って過ごしていたのですがその頃にはほとんど動くことはありませんでした。
甘えん坊で人の膝の上に乗っかったり、肩にのっかったりすることも大好きだったのに、それさえもしなくなりました。
もうながくはないだろうと誰もが心の中で思っていました。
私はその頃東京の大学に進学しており、実家には長期休暇にしか帰れない状況だったのですが学業の方は落ち着き、就職活動に力を入れていました。
必至に行った就職活動もようやく内定をもらえた事で終わりを迎え、長期休暇の時期ではありませんでしたが内定をもらった報告とももの様子を見に実家へと帰ることにしました。
その日の夜の事です。
私と姉が座っているところにももが近づいてきたのです。
この頃は1日中寝ているばかりでほとんど動くことがなかったので大変驚きました。
ゆっくりと近づいてきたももは私と姉の片方ずつの膝の上で眠ってしまいました。
並べた片方ずつの膝の上はとても居心地は良くないはずなのにその場所をずっと離れませんでした。
その時はなんでだろうなって不思議に思っていましたが、その数日後にももは亡くなりました。
小さいころから何をする時も一緒に過ごしてきました。
楽しい時は一緒に笑いあい、悲しい時はずっとそばにいて慰めてくれていました。
ももにとって私達姉妹は姉のようで妹のようで手のかかる子供だったのだと思います。
就職が決まり両親がほっと一息ついたのと同じようにももにとっても大きな心配事が無くなったのかもしれません。
いつだってももに泣きついていた私がようやく独り立ちすることになったということをももにも分かったのかもしれません。
そして私が実家に帰る日をずっとずっとまっていてくれたのかもしれません。
最後の力を振り絞って私達に甘える姿は今でも目に焼き付いています。
私達にとっても大切な家族の一員であったのと同時に、ももにとっても私たちは最後に会いたいと思う存在だったのかなって思わせる出来事でした。
ももが亡くなってもう数年たちますが、今でもずっとそばにいてくれるような気がします。
もも、これからもずっとずっと大好きだよ。

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